@article{oai:nvlu.repo.nii.ac.jp:00000096, author = {池田, 秀利}, journal = {日本獣医生命科学大学研究報告}, month = {Dec}, note = {豚パルボウイルス(porcine parvovirus,PPV)は妊娠豚に感染し胎児に感染が広がると,早産,ミイラ化,死産などの異常産を起こす。1960 年代に初めて発見されたが,現在では世界中の豚生産国に蔓延し,養豚場では母豚へのワクチン接種でこのウイルスによる異常産を防いでいる。新規の豚パルボウイルスが2000 年代に入って次々に発見されているが,今のところ疾患との関係は明らかではない。我々は食肉検査所で採材した豚のサンプルを調査し,日本でも古典的PPV 以外に新規豚パルボウイルス(PPV2,PPV3,PPV4,Pboca-likeV)や豚サーコウイルス2 型(PCV2)が高頻度に存在することを認めた。すべて正常豚に持続感染していた。幾つかのウイルスについて遺伝子配列を解析すると,多様な株が養豚場ごとに違っていたり,混在しているケースも見られた。それらのウイルスがランダムに検出されるのか関連して検出されるのかを統計解析すると,幾つかのウイルスが関連して増えている可能性が示唆された。この我々が調べた健康豚の状況は,PCV2 が主病因で他のウイルスや細菌との複合感染によって発症すると考えられている豚サーコウイルス関連疾病(PCVAD)と類似していると考えている。この総説では我々の調査研究の経緯と最近のパルボウイルス学の展開を合わせて解説した。}, pages = {6--11}, title = {新規豚パルボウイルスの解析}, volume = {63}, year = {2014} }