@article{oai:nvlu.repo.nii.ac.jp:00000126, author = {中嶌, 洋}, journal = {日本獣医生命科学大学研究報告}, month = {Dec}, note = {本稿では,地域社会に潜在化している福祉問題の一つとして焼死事故をとり上げ,1951年〜2010年までの間に報道された「在宅高齢者の火事・焼死」事故に関する新聞記事を基に実証分析を行った。分析の結果,次の5 点が明確になった。①焼死事故報道総数は1990年代以降増加傾向にあること,②反面,在宅要介護高齢者の被害は1980年代以降減少傾向にあり,2000年代が最小値(7.3%)を示していること,③被害者の年齢層では前期高齢者は減少傾向,後期高齢者は増加から漸減傾向にあること,④被害状況は「100㎡未満」といった中小規模で,「全焼」(67.9%)が多いこと,⑤事故の発生原因は「詳細不明」(76.6%)が圧倒的に多いが,2001年以降,「自殺」(1.3%)の報道数が増えていること。こうした計量的データに加え,過去の惨事や救災事例などの具体的ケースにも着目し,質的検討を行うことで焼死事故に対する社会福祉援助のあり方や地域福祉の要点を具体的に明確にした。}, pages = {97--105}, title = {戦後日本の在宅要介護高齢者における「焼死」事故の特色と課題―新聞報道記事の分析から見えてくるもの―}, volume = {62}, year = {2013} }