@article{oai:nvlu.repo.nii.ac.jp:00000105, author = {中嶌, 洋}, journal = {日本獣医生命科学大学研究報告}, month = {Dec}, note = {本稿は,1960 年代の東京都における家庭奉仕員制度の位置と実態を明らかにすることを目的とし,それが女性のキャリア形成の観点からみた場合,どのような知見や教訓が得られるのかを考究した。関連論文,図書,新聞,白書などを紐解いた結果,以下の3 点が明らかになった。①東京都における家庭奉仕員の活動は,女性労働のあり方を実践レベルで問いかけていたこと,②東京都における家庭奉仕員の活動は,社会福祉の基本原則である受容,共感,傾聴に則った実践であったこと,③東京都における家庭奉仕員の活動は,問題解決を目ざしエンパワメント・アプローチを重視するものであったこと。このような1960 年代の東京都のとり組みは,単に国庫補助事業化や老人福祉法成立を促しただけではなく,女性の生き方の質に一石を投じていたところに歴史的意義があった。さらなる詳細な事例の検討や関連事業との比較など,残された研究課題は少なくない。}, pages = {76--88}, title = {家庭奉仕員制度創設と女性のキャリア形成- 1960 年代の事業内ホームヘルプ制度及び東京都老人家庭奉仕員制度を中心事例として-}, volume = {63}, year = {2014} }